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【やりがいと大変なこと】大学病院の看護師の仕事内容とは?

看護師は働き先がたくさんありますが、その中でも「大学病院の看護師」について紹介します!

大学病院とは、“医学部を有する大学に付属する病院”のこと。

・医学部の学生の研修が行われていたり、研究に力を入れているのが特徴。

・災害拠点病院や救急指定病院などに指定されている場合がある。

大学病院の看護師は、難しい疾病や治療の研究、高度な医療・先進医療の提供に携わることができる。

目次

おしごと内容

主に検温、脈拍・血圧測定、点滴管理、服薬管理、採血、食事・排泄介助、体位変換、手術の送り出し、術後の管理、入退院の対応、ナースコール対応、急変時対応など。部署によっては、人工呼吸器管理、褥瘡管理やストーマ管理を行うことも。

勤務時間・休み

ICUやNICU、病棟看護師は、基本的に夜勤あり!(外来など、業務内容によって夜勤がない部署もあります)

病院によって、日勤・夜勤の2交代制日勤・準夜勤・深夜勤の3交代制など、働き方は異なります。

休みは基本的に、カレンダーの土日・祝日の数だけ、きちんと休みがあるはずですが、病院によっては、1か月で8日間と決まってるところもあるので要注意です!

また有休の取り方も、病院によって違います。

私が勤めていた病院では、有休を申請するという文化はなく、最低限取得しなければならない5日間だけ、しれっと勝手に入れられており、シフトが出ると「あ、ここ有休なんや」と否応なしに取得せざるを得なかったというわけです。

別の病院で働いていた友人は、ちゃんと申請して有休が取得できた!と言う人もいたので、病院によって様々です。

実際に働いている知り合いがいれば、休みの取り方についても確認しておいたほうが良いですね!(;´・ω・)

2交代制の例

日勤:8:30~17:30(8時間勤務・1時間休憩)

夜勤:17:00~9:00(12~15時間勤務・1~3時間休憩)

1週目日勤日勤夜勤明け休み日勤
2週目夜勤明け休み休み日勤日勤日勤
3週目夜勤明け休み日勤夜勤明け休み
4週目日勤夜勤明け休み日勤日勤夜勤
5週目明け休み休み日勤

夜勤の休憩時間は、その日の落ち着き度合によって変わります。

急変があったりすると、30分~1時間しか休憩が取れないことも( ;∀;)

一方で、すっごく落ち着いている時は、3~4時間休憩できることもあります

夜間は看護師の人数が少ないので(満床50の病棟で、夜勤看護師3~4名でした)、もちろん交代で休憩をとります。

ということは、誰かが休憩に入っている間、看護師の数はもっと少なくなります・・・(;´∀`)

3交代制の例

日勤:8:00~16:30(8時間勤務・45分~1時間休憩)

準夜勤:16:00~24:30(8時間勤務・45分~1時間休憩)

深夜勤:24:00~8:30(8時間勤務・45分~1時間休憩)

1週目日勤準夜深夜休み日勤深夜
2週目休み日勤準夜深夜休み日勤準夜
3週目深夜休み日勤準夜準夜休み深夜
4週目深夜休み日勤日勤深夜休み日勤
5週目日勤準夜休み日勤

病院によっては、1か月間ずっと準夜と深夜のみのシフトになることもあります。(私の友人間では「今月は夜の女や~」と言っていました。)

日勤と入り混じっているよりも生活習慣が安定する、と言う人もいます

給料・年収

大学病院の看護師の平均年収は、およそ430万~600万円と言われています。

私はとある関西の大学病院に勤めていましたが、新卒1年目~2年目で年収およそ420万円ほど。

手取りで25万円くらいでした!

だいたい、1か月で4~5回夜勤に入って、4~5万円ほど手当があったと思います。

これも病院によって違うので、確認要です

看護師寮に住んでいたので家賃は2万円と安く、貯金もたくさん・・・はできず(笑)

夜勤明けなんて休みのようなものなので、明けと休みの日には予定を入れまくり、常に金欠みたいな生活をしていた時期もありました(汗)

みなさんは、安定的に高収入だとしても、計画的にお金を使いましょうね~(;^ω^)

連携・関係する職種

医師・薬剤師・作業療法士・理学療法士・放射線技師・麻酔科医・管理栄養士・歯科衛生士・歯科技工士・助産師・ケアマネージャー・医療事務・介護士 etc…

1日のスケジュール(仕事の流れ)

私は循環器内科混合病棟(脳神経外科・消化器内科・放射線外科)で働いていたので、その時の1日を紹介します!

ほかの病院・部署では1日の流れもやることの全然違うので、1つの例として参考程度に見てください

午前

1 朝の情報収集

業務開始時間より早く出勤して、その日の自分の受け持ち患者さんを確認し、カルテで情報収集します。

これは結構あるあるだと思いますが、どれくらい早く出勤するかは、受け持ちの患者数にもよるので、病院によって異なります。

また情報収集の時間をちゃんと業務時間内に組み込んでいる病院もあります。すべての病院がそうなってほしいものです(;´・ω・)

2 ペアの看護師と情報共有

パートナーシップ体制の病院は、朝にペアの看護師と受け持ち患者の情報共有を行い、その日の役割分担やどのような流れで行っていくかなど、打ち合わせをします。

ペアの看護師が苦手な人だったら、1日とっても憂鬱なのです(;´∀`)

ただ、ひとりで受け持つよりも、相談できる相手がいると心強く、また急変があっても2人で対応できるので安心です。

3 夜勤からの申し送りを聞く

夜勤からの申し送りを聞き、受け持ち患者の状態を共有します。

夜間はどんな状態だったのか、どこに気を付けなければならないのか、しっかり把握しておくことが大切です。

4 受け持ち患者の点滴の準備・心電図などのチェック

朝のラウンドと一緒に点滴を繋いで回ると効率が良いので、朝に点滴投与がある患者を確認し、投与する点滴をペアの看護師とダブルチェックして、準備しておきます。

また循環器内科は心電図を付けている患者が多いので、受け持ち患者の心電図モニターを見て異常がないかを確認します。

余談ですが、先輩が朝の心電図を確認したときに、「波形がおかしい」と気づき見に行ったら、朝食を誤嚥して窒息している患者を発見したということがありました。。。

なにかあれば心電図モニターからアラームが鳴る仕組みですが、定期的に波形の確認をすること、また心電図モニターが外れていないか確認をすることも大切ですね。

5 受け持ち患者をラウンド

受け持ち患者を回り、バイタルチェックを行います。

朝に手術やカテーテル治療などがある患者、重症患者などを優先的に!!その時に初めましての患者もいるので、このラウンドでの会話で、患者がどんな人なのか、どのように接する必要があるかを把握しています。

また洗髪や清拭などの希望があるかも確認し、今日の1日のスケジュールを立てながらラウンドします。

6 手術などの送り出し

朝一で手術の患者がいれば、大抵は夜勤の看護師が準備をしてくれて、送り出すだけの場合もありますが、時には着替えの促し、尿道カテーテル留置、点滴投与、カルテの準備などなど、準備から行う必要があります。

時間厳守なので、手術の入り時間を確認し、遅れないよう準備していきます。あ~いそがしいっ!!

7 入院・転院の受け入れ

入院患者がいれば、まずはバイタルチェック・入院オリエンテーション・採血を行います。

またアレルギーを確認したり、薬の確認を行ったりします。(薬の確認は、病棟薬剤師が行っていました。自己管理ができるのか、看護師管理のほうが良いのか、判断してもらいます。)

また他病棟からの転院がある場合は、その患者の状態に合わせてベッドや車いす、酸素ボンベ、点滴棒などの準備を行います。

昼食

8 食事のセッティング

ベッドから動けず、自分でセッティングできない患者には、座位への体位変換や、お箸や飲み物の準備など、食事のセッティングを行います。

看護助手がやってくれるところもありますが、体位変換や車いす移乗などは、転倒の危険性があるため、看護師が行っていました。

また流動食の方の経管栄養を投与もあります。なんやかんやでお昼はとっても忙しいのです!

9 食事の見守り・介助

誤嚥の危険性がある方や、ひとりで食事が困難な方は、食事の見守り・介助が必要です。

一口の量や、咀嚼・嚥下の状態を確認しながら、見守り・介助を行います。

10 薬の配薬

薬を自己管理できない方は、看護師で管理しています。食事前後の配薬と内服の確認を行います。

11 リーダーへ報告

午前の患者の状態やスケジュールの進捗状況などをリーダー看護師に報告します。

患者の少しの変化でも、リーダー共有しておくことが大切です。

また手が足りていなければ、リーダーに相談し、手が空いているペアに協力してもらうなど、時間内に業務が終わるよう調整してもらいます。

みんなで早く帰ろう!(^^)!

午後

11 入院・転院の受け入れ

午前と同様です。

12 洗髪や清拭などの介助

朝のラウンド時に希望があった患者や、寝たきりの患者(定期的に清拭や洗髪を予定している)に、洗髪・清拭などの見守り・介助を行います。

結構、汗かきます(;´∀`)

13 手術などの準備・送り出し

午後から手術やカテーテル治療がある方には、着替えや点滴、尿道留置カテーテルなどの準備を行い、送りだします。

車いすで行ける方、ベッドで移動する方などさまざまで、時間に遅れないよう注意して、時間配分しながら動きます。

14 術後患者の受け入れ

全身麻酔の患者は、まだ覚醒しておらず呼吸管理が必要なまま病棟に上がってくることがあるので、ナースステーションに近い部屋で、医師と看護師で頻回に観察を行います。

かなり危険な状態なので、いつも以上に注意して観察します。

15 褥瘡・創部などの処置

褥瘡や下肢の壊死が進んでいる方などがいれば、毎日処置が必要です。

洗浄・薬の塗布・ガーゼ交換を行い、清潔な状態を保ちます。

16 点滴の交換・投与

24時間点滴管理をしている方や、午後に点滴投与が必要な方の点滴を、ペアの看護師とダブルチェックして交換・投与します。

また滴下速度の確認は、点滴交換時間でなくても、適宜患者の部屋を訪室して、確認します。

私は、点滴を投与していたことを失念し、点滴が終わっているにも関わらず外していなかったために、逆血してしまっていたことがありました。。。

忙しくても、投与後は適宜訪室して、様子を確認する必要がありますね。

17 リーダーへ報告

午後の患者の状態と進捗を報告します。

終わっていない業務があれば、他のペアに手伝ってもらうなどの調整をしてもらいます。

18 夜勤看護師へ引き継ぎ

昼間の患者の状態を報告します。

術後の患者がいる場合は特に、バイタルサインや点滴の交換時間などの情報共有を行います。

19 記録

日中に適宜、記録を行いますが、業務が多忙な時は難しいので、すべての業務が終了し落ち着いてから記録を始めることもあります。

なるべく日中に記録をしていれば、早く退勤することができます

必要な資格・スキル

  • 准・正看護師の国家資格
  • コミュニケーション能力
  • 優先順位を決める能力
  • 学習意欲
  • メンタルの強さ
  • 観察力
  • 体力

身につくスキル

  • 判断能力
  • コミュニケーション能力
  • メンタルの強さ
  • 観察力
  • 急変時の対応
  • 看護技術

なるための道筋

  • 看護の専門学校(3年制)に通い、国家試験を受験する
  • 看護の大学(4年制)に通い、国家試験を受験する

看護師の国家試験の受験に必要な必修科目や実習を履修し、国試の切符を手に入れます!

一般の大学生よりも履修科目や課題が多く、技術演習や実習なども必要なので、忙しいですよ~!!

とは言え、サークル活動やアルバイトはできるので、積極的に勉強以外のことを全力で楽しむことが、とっても大切です!

課題やテストはみんなで協力して乗り越えましょう!!

向いている人

  • 人の役に立ちたい人
  • 学習意欲がある人
  • 他人を尊重できる人
  • 共感性がある人
  • 協調性がある人
  • 機転が利く人

この仕事を選んだ理由・きっかけ

私は、中学生~高校生の時に口腔内に良性腫瘍ができ、手術のため入院したことがありました。

初めての入院で不安でいっぱいでしたが、看護師さんたちが毎日話しかけてくれて、「大丈夫」と言ってくれました。

家族に言われるよりも、専門職の方に言われたことが、私には安心につながりました。

治療よりも何よりも、私には心のケアが必要でした。

入院している患者さんは、1~2週間で退院します。短い関わりですが、患者にとって「入院」というのは、人生においてやはり辛い時期だと思うのです。

そんな時、そばにいてくれる看護師の言葉は、患者にものすごい影響を与えていると思いました。

そして、できたら私も看護師のように、少しでも、つらい人の心の支えになれればと思いました。

それが看護師を目指したきっかけです。

やりがい・楽しさ

患者の回復

患者さんが回復していく姿を見ると、とても嬉しいですね

また、苦痛を緩和する看護を提供することができるので、患者さんの役に立てることは、何よりも私のやりがいでした。

自身の成長

最初はできることも少ないですが、毎日少しずつでも、必ず成長しています。

できることも増えて、余裕が出てきたら、患者さんのことがよく見えてきて、その人に合った声かけや看護ができるようになると、とても楽しいです!

つらいこと・大変なこと

忙しい!

大学病院は患者の入退院が激しく、部署によっては急変が多い所もあり、毎日とても忙しかったです。

とにかく時間内に業務を終わらすために、常に優先順位を考えて行動していました。

急変対応がこわい!

急変時も最初の頃は何もできず、、無力な自分がいやになりました。

先輩の対応などを見て学び、少しずつ初動対応できるようになっていきました。

みんな最初の頃はきっとそうです。

最初からできる人なんてほとんどいないと思います。

日々、みんなとコミュニケーションをとってチーム力を高めておくことも大切です。

常に勉強!

看護学生の時に勉強していたとはいえ、すべてを完璧の覚えているわけがありません。(私は国試が終わったと同時にすべての記憶をどこかに飛ばしてしまいました。)

配属先の部署の疾病や治療法、看護など、毎日勉強しながら仕事をしていました。『日々勉強』ですね!

なりたい自分

私は日々の忙しさにかまけず、しっかりと患者さんの人生背景を捉えて、ひとりひとりを尊重できる看護師になりたいです。

患者さんは入院生活の中で、さまざまな場面で選択を強いられ、痛みや不安、辛さを乗り越えなければなりません。慣れない場所で、知らない人に囲まれて、いろんなことを我慢しなければなりません。

そんな入院生活の中で、少しでも気が休まるような、よりよい選択ができるような、そんな支援をしたいです。

私が救われたように、私も誰かの心の安らぎになれたらと思います。

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